ていこむじいさんの問わず語り

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カースト制度

この話題は非常にセンシティブなので注意しなければいけません

カースト制度はインドなのですが 日本では「士農工商」というだけで激高し批判する勢力がいます 特に次に続く不可触民と呼ばれる人たちの記述についてはなおさらです

 

昔 士農工商SF作家 と自らを卑下した呼び方をしたSF作家が居ました 筒井康隆さんだっけ

ひどいバッシングを受けました 今は怖がって何も言わなくなっているようです

 

カースト制度は バラモン クシャトリア ヴァイシャ シュードラ そして不可触民です

実際には何千という階級があるそうです

 

面白いと思うのは人類の歴史において権力の移り変わりを示していることです

当然私の妄想なので勝手な意見です(歴史のド素人ですし)

 

まず神官です カーストではバラモン

神とつながっている あるいは神から移譲を受けて社会を支配する

古代の社会ではこういった形態が普通だったと思います 日本では卑弥呼もそうです

物理的には無力 しかし予言とか不思議な力で人々を畏怖させます

 

次に王族 カーストではクシャトリア

王族が神官を兼ねることもありますが 使うのは武力です

武力で民を支配し敵をなぎ倒します

中世はだいたいこの形です

 

そのうちに経済が重要になってきます 戦争はとてつもない非生産的な行為なので十分な蓄えが無いと行うことが出来ません

現代は経済活動を行っている者が社会を支配していると思っています

100年ほど前までは武力を持っている者が経済活動を支配していましたが 現在では経済活動を行っている者が武力を支配しています(そうでない国もちょっとあるようですがそのうちに逆転するでしょう)

 

カーストではヴァイシャになるのかは浅学なので分かりませんが もう王族(武力)の世界では無くなっているのは事実だと思います

 

とすると次はシュードラ 一般人が権力を持つ時代なのか

民主主義なんてのはひょっとするとそれなのかもしれません